【大隅潔の目】白鵬、鶴竜は厳重注意か 貴親方、役員改選再選なら降格効果は限定的

[ 2017年12月20日 08:10 ]

20日横審&臨時理事会

貴乃花親方
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 今回の問題では、現場に同席していた白鵬、鶴竜の処分は免れない。暴行の時、日馬富士は平手で殴って、さらに器物も使っている。2人が止められる時間は十分にあったはずなのに、それをしなかった責任は重い。出場停止くらいのペナルティーはあってもおかしくない。ただ、横綱は初場所の主役。おそらく厳重注意あたりでとどまるのではないか。

 貴乃花親方も無傷ではいられない。警察の捜査に一任するという形で協会に報告を怠ったことは、処分の対象になるだろう。一部では理事降格という話も出ているが、役員改選が2月にあり、そこで再選されると効果は限定的。減俸、けん責処分あたりで落ち着くのではないか。ただ、20日の理事会での親方の態度いかんでは、処分内容も変わるかもしれない。伊勢ケ浜親方も監督不行き届きで同様の減俸、けん責処分となるのではないか。八角理事長の処分の話も一部で出ているが、私はそこまではないのではないかと考えている。(東京相撲記者クラブ会友)

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