酒井裕唯、3大会連続五輪へ意欲 世界と「戦える状況」

[ 2017年12月15日 23:12 ]

 来年2月の平昌冬季五輪の最終選考会を兼ねたショートトラック全日本選手権の公式練習が15日にあり、女子の酒井裕唯(30=保険科学グループ)が三十路の進化へ意気込んだ。3大会連続五輪切符を狙うベテランは「3回目の難しさを感じる」と語る一方で、新境地にも言及した。

 日本代表として今季のワールドカップで世界を相手に戦い、「最初は戦えるか不安があったけど、自分らしいレースを何度かできた。世界で通用しないと思っていたけど、戦える状況だった。世界に置いて行かれているわけではないと実感できた」と収穫を口にする。

 個人としては、第2戦オランダ大会の1000メートル予選通過が最も目立った成績だった。11年にW杯2勝を挙げ、女子1000メートルのW杯個人総合優勝を手にして日本人初の快挙をもたらした第一人者としては輝きに欠けるかもしれないが、3000メートルリレーを含めて貴重な戦力であることは疑いようがない。平昌五輪代表選考レースの総合ポイントは現在5位。3度目の代表への望みをつないでいる。7日に一つ年を重ねた熟練の滑りを、国内最高峰の舞台で発揮する。

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2017年12月15日のニュース