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【岡崎真の目】宇野 不完全な踏み切りで3回転半回ったのは凄い

フィギュアスケートGPファイナル第1日 ( 2017年12月7日    名古屋市ガイシプラザ )

GPファイナル第1日男子SP ジャンプで転倒する宇野
Photo By スポニチ

 トリプルアクセルは左足で跳んで右足で降りてくるジャンプで、左足で踏み切った後に空中で右足に重心を移しながら回転していく。ところがこの日の宇野は重心が右に戻りきらず、そのまま左に残ったままで着氷してしまった。軸が外に傾いた状態のまま、本来はバックアウトサイドエッジで着氷しなくてはいけないところをバックインサイドで降りてしまった。それでも持ち前のボディーバランスで何とかアウトサイドに戻そうとしたものの、結局戻しきれずにスリップして転んでしまったということなのだと思う。

 本人が言うように、もっと頑張って回らなきゃという気持ちが体のよじれにつながったのかもしれない。ただ、踏み切った瞬間に危ないと感じ、そこから立て直してきちんと3回転半回ったのは凄い。改めて身体能力の高さを認識させられた。

 タイムオーバーは、前回の試合の時にスピンの回転数が足りずにGOE(出来栄え評価)でマイナスにされた対策として音楽を伸ばしたのが原因で、今後に尾を引くようなものではない。今の状態なら、フリーでも十分に逆転の可能性があるはずだ。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

[ 2017年12月8日 09:42 ]

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