張本に新人賞「本当に充実した一年」、藤井四段との対局熱望

[ 2017年12月8日 05:30 ]

「2017毎日スポーツ人賞」表彰式 ( 2017年12月7日    東京ドームホテル )

刺激を受けている人物を聞かれ、将棋の藤井四段を挙げた張本(中央)
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 まだ13歳だった5、6月の世界選手権(ドイツ・デュッセルドルフ)では日本の第一人者である水谷隼を破って8強入り。8月にはワールドツアーのチェコ・オープンで、14歳61日のツアー史上最年少優勝記録を達成した張本は「本当に充実した一年だった。世界トップと戦える自信が付いた。今後の人生につながる」と胸を張って振り返った。

 10代の活躍が目立つ昨今のスポーツ界。その中で刺激を受ける存在を問われ「将棋の藤井さんに刺激を受けるし、憧れます」と意外な名前を明かした。学年は藤井の方が1つ上だが、勢いと実力で今年の将棋界を席巻した姿は、卓球界における張本と重なる。「小さいころに将棋を少ししていた。お手合わせしてもらいたい」と対局も熱望した。

 身体的には少年から大人への過渡期。「最近(1メートル71の)身長も伸びなくなった。しっかり下半身も強くしないといけない。フィジカルトレーニングにも取り組みたい」と今後の課題を挙げた。年が明ければ、東京五輪まで2年。「絶対に金メダルを獲りたい」と力強く言い切った。

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