バレー石川祐希 来季以降も海外でのプレー希望「戻ってから数カ月が勝負」

[ 2017年12月5日 15:00 ]

イタリア出発前に取材に応じた石川
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 バレーボール全日本男子のエース、石川祐希(21=中大)が5日、大学卒業後もプロ選手として欧州で戦う希望があることを明かした。石川はこの日、イタリア出発前に成田空港で取材に応じ「ラティーナとの契約が終わっても、できれば海外でプロとしてやりたい」と決意を語った。

 3位に終わった全日本大学選手権で日本でのプレーに一区切りつけた。「まだ3月まで大学生ですが、ラティーナに行ったら学生じゃない。プロの選手としてやっていきたい」。ラティーナとの契約は今季終了までの単年だが、その後は他チームからのオファー次第で欧州でのプロ生活を継続する意向を持っている。「活躍次第でオファーがあると思う。どこかのチームから呼んでもらえたら考えていきたい。そのためにも、戻ってからの数カ月が勝負」と気を引き締めていた。

 空港にはチームメートらも駆け付けてエースとの別れを惜しんだ。母のみどりさん(54)とは出国前にハイタッチ。みどりさんは「向こうに行ったらプロと同じなので頑張って欲しい」とエールを送った。

 大学の卒業式は出席しないといい、ここからは“プロ石川”として海外で己を磨く。故障した右膝は100%治ったとはいえないが、徐々に感覚は取り戻しつつある。「インカレは納得いく結果ではなかったが、笑って終われた。新しいスタートを切るために日本に帰ってきて良かった」。大学4年間の思いも胸に、再びイタリアでの戦いに臨む。

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2017年12月5日のニュース