アマ指導者は元日馬富士の暴行問題の影響否定的

[ 2017年12月3日 22:03 ]

 大相撲の元横綱日馬富士関の暴行問題について、アマチュア相撲の指導者たちは3日、選手への影響に否定的な見解を示した。大関豪栄道関ら多くの幕内力士を輩出した埼玉栄高の山田道紀監督は「問題があって怖いから(大相撲に)入らないとかはない」と話した。

 全日本選手権の行われた東京・両国国技館で取材に応じた。山田監督は「アマチュアも厳しい稽古をしている。みんな相撲が好きで、その子たちがこの問題で怖がることはないと思う。相撲人気はプロだけじゃなくアマチュアの積み重ねということも理解してほしい」と力説した。

 強豪の近大の伊東勝人監督は「こちらはプロに行く人間をつくっているのではなく、スポーツを通じて人間教育を行っている。影響は考えていない」と述べ、元幕内藤ノ川で東海学園大の服部祐児監督は「トップの選手が問題を起こすのは決していいことではないが、子どもへの影響はないと思う」と語った。

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2017年12月3日のニュース