日馬富士引退 29日中に会見 貴景勝との一番が現役最後の取組

[ 2017年11月29日 09:39 ]

引退することが明らかになった日馬富士
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 大相撲の横綱・日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)が引退を決意した。29日午後、福岡県内で会見を開くことも明らかになった。

 日馬富士は10月下旬に鳥取県内で平幕・貴ノ岩(27=貴乃花部屋)に対し、酒席で暴行。現在、鳥取県警が捜査している。日馬富士は当初報道されたビール瓶の使用は否定したが、「カラオケのリオコンで殴った」と県警の聴取に答えている。

 25日の横綱審議委員会では北村正任委員長が、「厳しい処分が必要」との見解を示していた。

 横綱・白鵬、鶴竜も同席していたことを県警の参考人聴取で認めている。

 日馬富士は1884年4月14日生まれでモンゴル出身。本名はダワニャム・ビャンバドルジ。2001年初場所で初土俵。スピードある取り口で頭角を現し、2004年春場所で新十両、同年九州場所で新入幕。2009年夏場所で初優勝し、幕内では9度優勝。。金星1個。三賞10回。家族はバトトール夫人と1男2女。1メートル87、137キロ。

 九州場所では初日から連敗し、暴行問題が発覚した3日目朝稽古後に暴行の事実を認めて謝罪し、午後に診断書を提出して休場した。

 暴行した貴ノ岩の弟弟子、貴景勝(21)に敗れた2日目の一番が現役最後の取組となった。

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2017年11月29日のニュース