謝罪と望みの言葉、万歳三唱…白鵬 極めて異例な“パフォーマンス”「あんなの見たことない」

[ 2017年11月26日 21:23 ]

パレードする白鵬(左は蒼国来)
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 極めて異例な“パフォーマンス”だった。優勝した感想より先に白鵬から出てきたのは謝罪と望みの言葉。暴行事件により本場所に水を差したことを詫びると、事件解決に向けて真実を話すことを宣言。そして、日馬富士と貴ノ岩を土俵に再び上げたい気持ちを吐露した。拍手を送るファンもいる一方、観戦に来た50歳男性は「酒席にいた当事者に全力士を代表して謝られても…」と首をひねった。

 万歳三唱も前代未聞の行為だ。13年1月に敬愛する元横綱・大鵬が他界した翌3月場所の優勝インタビューで、白鵬は大鵬さんに黙とうを捧げたことがある。だが、今回は不祥事で、事件は未解決の段階。優勝インタビューで「この後は後援会の皆さんと、これから万歳すると思いますけど、この会場の皆さんで万歳三唱したいと思います」と語り、観客とともに万歳三唱。「あんなの見たことない」と、あ然とする関係者もいた。

 11日目の嘉風戦では立ち合い不成立を主張して“抗議”するなど、横綱として品格を欠く行為もあっただけに、ネット上には「白鵬は自分も当事者の1人だということを忘れてるんじゃないの?パフォーマンスが大き過ぎて軽い。もうちょっと横綱にふさわしい重みが必要だということを、先日の土俵上の事件も含めて学んでいただきたい」と厳しい言葉もあった。

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2017年11月26日のニュース