イ・ミニョン 逆転女王へ2位堅守「実力以上のスコア出た」

[ 2017年11月26日 05:30 ]

女子ゴルフツアー LPGAツアー選手権リコー杯第3日 ( 2017年11月25日    宮崎県宮崎市 宮崎カントリークラブ=6448ヤード、パー72 )

9番グリーンでラインを読むイ・ミニョン
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 優勝を絶対条件に賞金女王の可能性を残すイ・ミニョン(25=韓国)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、首位と2打差の2位と好位置をキープした。最終日は大逆転での女王を狙う。11位から出た賞金ランク1位の鈴木愛(23=セールスフォース)は70としながら、13位に後退。首位から出たテレサ・ルー(30=台湾)が67で回り、通算13アンダーで今季4勝目に王手をかけた。

 最終18番パー4。イ・ミニョンが156ヤードから6Iで放った第2打は、ピン奥3メートルにパーオン。傾斜がきつく「ドキドキした」という下りのバーディーパットを沈めると頬を緩めた。「ノーミス。自分の実力以上のスコアが出た」。普段冷静な25歳も声を弾ませた。

 優勝して鈴木が単独15位以下の場合、逆転で賞金女王に輝く。日本ツアー参戦初年度での戴冠なら2010年のアン・ソンジュ以来2人目の栄誉だ。首位と2打差の好位置だが、「賞金女王も他の選手のスコアも意識していない」と、実は、賞金ランクよりも成績などを総合的に評価するメルセデス・ランキングに照準を合わせている。現在、同ランキングは3位。こちらも優勝ならトップになる可能性があり、「欲しいのは(メルセデス副賞の車)ベンツです」と胸を膨らませていた。

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2017年11月26日のニュース