体操13歳の“ひねり姫”畠田千愛が4回ひねりに挑戦

[ 2017年11月25日 18:28 ]

床運動で後方伸身宙返り4回ひねりに挑戦した畠田千愛
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 体操・全日本団体選手権(高崎アリーナ)の女子で、畠田千愛(ちあき、13=セントラル目黒)が床運動で「後方伸身宙返り4回ひねり」に挑戦した。着地でバランスを崩してラインオーバーとなり、12・900点にとどまったが、「やりたい技がちゃんとできた。練習で2回くらいしか立ったとがなかった。コケてもいいから(試合で)1回使ってみたかった」と振り返った。

 4回ひねりは白井健三(21=日体大)の得意技で「シライ/ニュエン」と名が付いているが、女子ではまだ国際大会での成功例はない。世界選手権、五輪などの国際大会で決めれば「ハタケダ」という名が付く可能性があるG難度の大技だ。

 畠田の父・好章氏は92年バルセロナ、96年アトランタと2大会連続で五輪に出場し、今は日体大男子監督として白井を指導している。父は「ひねり不足だけど、立ったので。やれば周りの目も変わる」と評価した。

 姉の瞳(17=セントラル目黒)とともに目指す20年東京五輪。「(4回ひねりを)絶対に立てるくらいにしないと。使うなら安定させていきたい」。1メートル40の小さな“ひねり姫”は、無限の可能性を秘めている。

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2017年11月25日のニュース