大東大 22年ぶりの優勝 7戦全勝で8回目V

[ 2017年11月25日 15:44 ]

 関東大学ラグビーは25日、各地で4試合が行われ、東京・秩父宮ラグビー場のリーグ戦グループ1部、大東大―中大は5トライを挙げた大東大が29―10で勝ち、7戦全勝の勝ち点28として22年ぶり8回目の優勝を決めた。中大は3勝4敗で勝ち点16。

 大東大は前週に東海大との全勝対決を制して開幕6連勝を飾り、勝ち点を24に伸ばした(勝ち=4点、引き分け=2点、負け=1点)。最終戦で中大に敗れても、1敗で並ぶ可能性がある東海大または流通経大との直接対決に勝っているため、勝ち点0となる棄権をしない限り優勝という状況で中大戦に臨んでいた。

 試合は中大が大東大の速いディフェンス対策として、相手の裏を狙うショートパントやハイパントを多用。だが、大東大はスクラムやラインアウトなどセットプレーで圧力をかけ、前半12分に左中間相手ゴール前スクラムを押し、NO・8アマト・ファカタヴァ(3年)が持ち出して先制トライを挙げた。その後も大東大が攻め込む時間が長くなったが、中大の低いタックルにノックオンやターンオーバーなどミスを連発。7―0のままハーフタイムを迎えた。

 中大は後半5分、敵陣でハイパントのこぼれ球を確保してチャンスをつくり、左展開からWTB楠本航己(2年)が左タッチ際を突破して左中間へトライ。5点を返したが、大東大は15分、敵陣での相手ノータッチキックからカウンター。ロングパスを受けたA・ファカタヴァが1人をかわして抜けだし、左中間へトライを決めて12―5とした。24分にもハイパントキャッチのカウンターからオフロードパスを受けたSH南昂伸(1年)が独走し、ポスト右へ飛び込んで19―5。さらに30分、タラウ・ファカタヴァ(3年)の突破からWTB土橋永卓(同)が左隅へトライを挙げて24―5とリードを広げ、試合を決めた。

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2017年11月25日のニュース