日本、消極的攻撃で黒星発進 第1Q出遅れ、指揮官「力不足」

[ 2017年11月25日 05:30 ]

バスケットボール男子19年W杯中国大会アジア1次予選   日本71―77フィリピン ( 2017年11月24日    東京・駒沢体育館 )

フィリピンに敗れ、肩を落とし引き揚げる日本代表
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 W杯アジア1次予選が開幕し、世界ランキング50位の日本は同30位のフィリピンに71―77で敗れ、黒星発進となった。第1Qで10―18と出遅れ、一度は逆転したが、力及ばなかった。1次予選は16チームが4組(1組4チーム)に分かれて争い、各組上位3チームが最終予選に進出する。

 出だしのつまずきが痛かった。03年を最後に勝っていないフィリピンに対し、ラマス監督は「リスペクトし過ぎてはいけない」と選手に声を掛けていたが、その不安が的中。序盤で2メートル10の元NBA選手ブラッチらにゴール近辺のシュートを阻まれると、次第に消極的に。第1Qは10点しか取れなかった。第2Q以降は比江島のドライブなどで持ち直し、第3Qにはリードする場面もつくったが「入りが悪かった。勝負どころで勝てないのは力不足」と指揮官。第1Qの出遅れを取り戻すのに精いっぱいだった。

 20年東京五輪に開催国枠での出場が保証されていない日本はW杯に出場しなければ、五輪への道は開けない。次戦は敵地で世界9位のオーストラリアと対戦。司令塔の富樫は「ランクは上だけと勝たないといけない」とあくまでも勝利にこだわる気構えを見せた。

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