白鵬、審判部に呼び出された!“物言い”で注意か 無言で支度部屋へ

[ 2017年11月23日 14:08 ]

大相撲九州場所12日目、審判部に呼び出された白鵬
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 大相撲九州場所11日目(22日)の嘉風戦で立ち合い不成立を訴えて抗議した白鵬が23日、審判部に呼び出された。会場の福岡国際センターに到着すると、直接審判部に向かい入室。約3分後に出てくると無言で支度部屋へと向かった。一連の行為を注意されたとみられる。

 全勝だった白鵬は嘉風との一番で張って鋭く踏み込んだが、立ち遅れた相手にがっちりまわしを取られた。「呼吸が合わなかった」とこの時点で自らの判断で力を抜き「待った」をアピール。隙を見せた瞬間、35歳の関脇に一気に寄り切られ、溜席まで吹っ飛んだ。

 立ち上がり、すぐ右手を挙げて立ち合い不成立を主張したが、山科審判長(元小結・大錦)に相手にされず、ぼう然と立ち尽くした。式秀審判員(元幕内・北桜)に促され、ようやく上がった土俵ではビデオ確認を求めるジェスチャーを見せたが、取り合ってもらえず、弓取り式の直前まで仁王立ちした。

 中継したNHKのアナウンサーは「こんなことはあってはならないこと」と思わず実況。式秀審判員も「力士というのは(土俵から)下がるまでが仕事」とし、「物言いは審判か控え力士しかつけられない。大横綱だからといって、それはない。相撲は礼に始まり、礼に終わるものだ」と苦言。山科審判長は「手本になる人がねえ」とあきれ顔だった。

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