貴乃花親方 捜査優先で「無言」貫くも…このままではさらに孤立

[ 2017年11月23日 11:10 ]

日馬暴行問題

理事長室から巡業部の部屋に戻る貴乃花親方
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 【解説】貴乃花親方は凄く潔癖性の強い男で、こうと思い込んだらどこまでも、という頑固一徹なところがある。弟子の貴ノ岩が、横綱3人のいるところで、言葉の暴力も含め、日馬富士から袋叩きのような状態になった。彼は貴乃花部屋の関取第1号でもある。そういう意味で激しい怒りが湧いても不思議ではない。

 ただ、協会に言ってもなあなあで終わると思ったから警察に被害届を出したのだろう。だから、警察の捜査が終わるまでは何も言わない、警察の捜査を優先させたいとの思いで危機管理委員会の調査も断ったのではないか。

 協会は本格的な調査は場所後と言っていたが、政府内や、評議委員から“物言い”がついており、調査を早めなければいけないのだろう。ただ、貴乃花親方も巡業部長という立場。このままでは、ますます孤立してしまわないか心配だ。(相撲記者クラブ会友・大隅 潔)

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2017年11月23日のニュース