【玉ノ井親方 視点】稀勢、無理に初場所合わせるな 稽古は倍やらないと

[ 2017年11月22日 08:30 ]

大相撲九州場所10日目 ( 2017年11月21日    福岡国際センター )

4敗目を喫した際には頭を抱えていた稀勢の里
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 稀勢の里は場所前の稽古量が少なかった。高安と稽古を行い内容は良かったと聞いていたが、直前の2週間で整えようとするのは、やはり無理があった。

 巡業でも稽古をやっていたけど、同じ相手ばかり。もっと若手を2、3人引っ張り出して、番数を上げていかないと。いろいろなメンバーと稽古をすれば、それだけ調子も戻りやすくなる。

 稽古をしてここまで強くなってきた横綱だから、原点に戻ってもう一度体をつくり直す必要がある。そうでなければ、同じことの繰り返し。ケガをして稽古量も少なくなっているはずだから、今までの倍はやらないと。

 次は進退が懸かる場所。きちんと治すところは治して、自信を取り戻してから戻ってきてほしい。無理に初場所に合わせる必要はない。(元大関・栃東)

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