35歳・上野がMVP 13勝負けなし 東京五輪出場に意欲

[ 2017年11月18日 05:30 ]

日本ソフトボール協会・徳田会長(右)から最高殊勲選手賞のトロフィーを受け取るビックカメラ高崎・上野
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 「第50回日本女子ソフトボールリーグ」(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボールリーグ機構主催、スポーツニッポン新聞社後援)の表彰式が17日、大阪市のヒルトン大阪で行われた。最高殊勲選手賞にはビックカメラ高崎の上野由岐子投手(35)が選ばれ、日本ソフトボール協会の徳田寛会長からトロフィーが贈られた。上野は最優秀投手、最多勝利投手、ベストナインも受賞した。

 進化はとどまらない。日本女子ソフトボール界の至宝、上野が2年ぶりのMVPに輝いた。「こんなに結果を残せるとは思っていなかったです」。13勝0敗、防御率0・56。チームの絶対的エースとしてV奪回に貢献した数字は驚くべきものだった。

 昨年は200勝、2000奪三振を達成する一方、左ふくらはぎ肉離れを発症し、一年を通じてはパフォーマンスを維持できなかった。年齢によるケガなどの不安もあったが、今季は「長く投げられるように」トレーニング法を工夫。「調子はいいなと思っていました」と手応えを感じる一年になった。

 表彰式では「来シーズンに向けて、また頑張るだけです」と、2週間前に優勝を決めたばかりだというのにストイック過ぎる現在の心境を披露した。3年後に控えた東京五輪については「ひとつの夢を追うことで成長できる。若い選手が大舞台目指して頑張ることは大事。(私自身も)出場できるように頑張りたいと思います」と、さらなる高みを目指すことを誓った。

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2017年11月18日のニュース