貴ノ岩兄は「ビール瓶で殴打」主張 白鵬証言と依然食い違い

[ 2017年11月18日 05:30 ]

モンゴルの首都ウランバートルで取材に応じる貴ノ岩関の実兄アディア・ルブサン氏(共同)
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 貴ノ岩の実兄アディア・ルブサン氏(45)がモンゴルの首都ウランバートルで取材に応じ「とても悔しく、強い憤りを感じている」と語った。暴行について貴ノ岩は10月28日に電話で「ビール瓶などで殴られた。悪いことはしていないのに、いきなりだった」と話したという。さらに「(暴行を受けた後)立ったり座ったりすると、気分が悪くなったり、頭が痛くなったりした」と伝えられたことも明かした。またルブサン氏は「弟は頭の10針以上縫った痕を見せてくれた」「鼓膜が破れていた」「白鵬は止めなかった」などと話している。

 ルブサン氏によれば、日馬富士が貴ノ岩を励ますなど、かつては良い関係だったという。日馬富士の進退が注目される中「モンゴル人の心は広い。反省していると聞いているので、引退せずに相撲を取り続けてほしい」と厳しい処分は望んでいなかった。

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2017年11月18日のニュース