逸ノ城、日馬塾&貴ノ岩チーズで1敗死守 我慢の49秒勝ち

[ 2017年11月18日 05:30 ]

大相撲九州場所6日目   ◯逸ノ城―栃ノ心● ( 2017年11月17日    福岡国際センター )

秋巡業中に貴ノ岩からもらったモンゴルの乾燥チーズ、アーロールをかじる逸ノ城
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 “モンゴルの怪物”逸ノ城が寄り切りで1敗を死守した。秋巡業で日馬富士から指導を受け、貴ノ岩からもらった母国のチーズで栄養をつけて臨む今場所。過去4勝8敗と苦手の栃ノ心との48秒9に及ぶ一番を制して連敗を阻止した。白鵬が上手投げで松鳳山を下し、無敗で単独トップに立った。

 立ち合いで右を差された逸ノ城だったが、落ち着いていた。焦らず好機をうかがい、左上手を取ると巨体を合わせて寄り切った。時間にして実に48秒9。「我慢してできた。体がよく動いている」と満足げに振り返った。

 10月11日に行われた浜松巡業。逸ノ城は基本のすり足を繰り返していた。近くで見守る日馬富士の言葉に何度もうなずき、30分間みっちり指導を受けた。充実の汗を流し、「立ち合いで左の前ミツを取る稽古。これをいつも取れたら怖いものはないですね」と不敵に笑った。

 翌12日の愛知県・一ノ宮巡業では支度部屋で横たわり、母国の乾燥チーズ「アーロール」をつまんだ。「貴ノ岩関からもらったっす。仲良いですよ。鳥取城北高の先輩ですから」。それから1カ月以上が経過。6日目の土俵に日馬富士も貴ノ岩もいない。「先輩ですから」と心配顔だが、横綱からの教えは忘れていない。「左なかなか取れないけど、意識しながらやっている」。前ミツは取れなかったが、その左で苦手の栃ノ心を下した。

 現在、体重は206キロ。博多ではもつ鍋を食べて英気を養っている。帰りの駐車場に向かうと、車と車の間を通り、迎えの車に歩き始めたが引き返してきた。「(狭くて)通れなかったっす」。愛きょうある人柄で先輩にもかわいがられる24歳。こんな時こそ元気な姿を土俵から送り届ける。

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