貴ノ岩、初日出場可能だった?頭蓋底骨折&髄液漏れは“疑い”

[ 2017年11月18日 05:30 ]

九州場所を休場している貴ノ岩
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 貴ノ岩の九州場所休場の理由に、疑問が浮上した。福岡県済生会福岡総合病院は17日、貴乃花親方(元横綱)が休場届と同時に日本相撲協会に提出した診断書について、新たな見解を示した。

 この日、相撲協会の危機管理委員会が、暴行問題の調査の一環として弁護士を通じ同病院に診断書の内容を再度確認。担当の医師は「全治2週間は、事象が発生した10月26日から11月8日までという意味、9日の時点では状態は安定。相撲を取ることを含め仕事に支障がないと判断し退院とした。貴ノ岩の病状には問題がないという認識」と相撲協会を通じ書面で発表した。

 また頭蓋底骨折と髄液漏れに関しては、いずれも「疑い」を強調。「受傷から相当日数が経過していることを考えれば髄液漏れが、今後実際に生じる可能性(頭蓋底骨折が生じていること)は極めてまれ」とした。この見解に従えば、貴ノ岩は12日の初日には出場可能だったことになる。

 相撲協会の春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)は「(ケガが重傷のように報道され)びっくりしているようだった。医師は(本場所に)出ることを止めたことはないとのことだった」と説明。貴乃花親方は暴行問題発覚後、無言を通している。改めて貴乃花親方や貴ノ岩を呼んで事情を聴くのかとの質問には「全て(今は)調査の段階。全部そろわないと話にならないんじゃないかな」と危機管理委員会の動きを見守る姿勢を示していた。

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2017年11月18日のニュース