UCLAの3選手が謝罪 保釈を手助けしたトランプ大統領に感謝の意

[ 2017年11月16日 10:38 ]

会見で謝罪したボール弟(中央)らUCLAの3選手(AP)
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 全米大学男子バスケットボールの「中国・開幕戦」で遠征中、杭州で万引き容疑で逮捕されたUCLAの1年生3選手が帰国翌日となった15日に記者会見に出席。NBAレイカーズのロンゾ・ボール(20)の実弟、リアンジェロ・ボール(18)は「多くの関係者に自分たちの愚かな行為で迷惑をかけました」と謝罪した。

 UCLA側は3人を無期限で出場停止処分にすると言明。会見ではダン・ゲレロ体育局長が事件の詳細を公表し、ボールとジェイレン・ヒル、コーディー・ライリーの3選手が宿泊したホテルに隣接するショッピングセンターの3店でサングラスなどを万引きしたことが明らかになった。

 事件当時はちょうどトランプ米大統領が中国を訪問しており、同大統領が中国の習近平・国家主席に「3人を解放してほしい」と直談判。その後、2200ドルの保釈金(約25万円)を積んで拘置所からホテルに戻り、米中リーダー同士の交渉がものをいって?不起訴(保釈金は返還)となった。

 ボールは「我々のために時間を割いてくれた大統領と政府関係者に感謝したい」とコメント。一方、トランプ大統領は「UCLAの選手たちは私に感謝すると思いますか?彼らは懲役10年の刑になるところだったんですよ」とツイートしており、自身がこの一件に関して“直接介入”したことを認めている。

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2017年11月16日のニュース