貴ノ岩 当初は「転んだ」と報告、日馬も暴行明かさず対応遅れ

[ 2017年11月16日 05:30 ]

日馬富士暴行問題

貴ノ岩
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 日馬富士の暴行問題で、ビール瓶などで殴打され、頭部にケガを負った貴ノ岩は師匠の貴乃花親方に対し、10月下旬に暴行を受けた当初、「転んだ」と報告していたことが15日、日本相撲協会理事の話で判明した。

 日馬富士も師匠の伊勢ケ浜親方に暴行の事実を打ち明けておらず、双方の弟子による報告の遅れも協会の鈍い対応に影響を及ぼした可能性がある。2人の師匠が鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)から電話で事情を聴かれたのは3日。協会幹部によると、伊勢ケ浜親方はここで初めて事実を知り、貴乃花親方は「よく分からない」と答えたという。

 貴ノ岩は暴行を受けた後も秋巡業で取組をこなした。その後も巡業に参加し、福岡入り後は稽古場に下りたとの情報もある。

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