羽生にプルシェンコ氏「4回転ルッツ不要」助言、平昌も勝てる

[ 2017年11月16日 05:30 ]

羽生の新CM発表会に出席した(左から)松岡氏、吉田沙保里、プルシェンコ氏
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート男子の06年トリノ五輪金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ氏(35=ロシア)が都内でイベントに出席し、右足首捻挫でNHK杯を欠場した羽生結弦(22=ANA)に対し、五輪連覇を狙う平昌では「4回転ルッツ不要」と助言した。

 ケガをした際に跳んだのは、今季から取り入れている4回転ルッツ。「次の五輪にも出場するなら必要かもしれないが、今回は必要ないと思う」とした。今季はフリーで5本の4回転ジャンプを入れる予定だが、「お客さんの心をつかむ滑りはユヅルにしかできない。4回転ジャンプは3本あれば十分だ」と本数を減らしても勝負できるとの認識を示した。「一日も早く治ることを願っている。彼は五輪に勝つことができるし、勝つと思っている」とエールを送った。

 ≪高橋氏もエール≫10年バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔氏も羽生にエールを送った。都内のイベントで「まだ五輪まで時間がある。しっかり治し、彼の実力であればすぐ(状態を)戻せると思う。全く心配ない」と話した。五輪では、羽生と宇野昌磨(トヨタ自動車)に注目しているとし「羽生選手の2連覇の可能性も非常に大きいし、ワンツーフィニッシュも見えてきている」とダブル表彰台に期待した。

続きを表示

この記事のフォト

2017年11月16日のニュース