日馬暴行問題 協会執行部は2日に把握していた!対応の遅さが混乱に拍車

[ 2017年11月15日 20:55 ]

貴乃花部屋宿舎を訪れるも、謝罪することができず厳しい表情の日馬富士
Photo By 共同

 大相撲の横綱日馬富士関(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が10月下旬に鳥取市内で平幕貴ノ岩関に暴行して頭部にけがをさせた問題で、貴ノ岩関側からの被害届を受理した鳥取県警が傷害容疑で捜査を始めていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。日本相撲協会の執行部は2日に情報を把握したことが判明しており、対応の遅さが混乱に拍車をかけた。

 14日に一部報道で暴行が発覚し、日本相撲協会執行部は両力士の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と貴乃花親方(元横綱)から事情を聴いた。だが協会執行部が鳥取県警からの連絡で情報を把握したのは2日だった。両親方に電話で聞き取りを試みた鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は「2人とも分からないと言っていた」と情報収集には程遠く、動きが止まってしまった。

 報道されるまで2人の師匠を呼び出さず、両力士には接触していない。八角理事長(元横綱北勝海)は「対応が遅れたとは思っていない」と話したが、初動の遅れは否めない。

 巡業部長を務める貴乃花親方は10月下旬に提出した被害届の件を、14日まで協会に報告しなかった。初日から休場する場合、本来なら本場所2日前に提出すべき貴ノ岩関の診断書が本場所2日目まで遅れた点も不可解で、真相究明が待たれる。

 50代の部屋持ち師匠は「暴行が事実であれば場所前から日馬富士を出場停止にし、師匠は降格。報道が出るまで動かない姿勢は隠蔽と言われても仕方ない」と批判する。

 関係者によると、協会執行部は15日午後も対応を協議したが、調査に進展はない。警察の捜査が進む中、角界には「日馬富士は引退するしかない」との声もある。(共同)

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