東京代表は目黒学院と国学院久我山 早実は81年ぶりならず 全国高校ラグビー

[ 2017年11月12日 16:05 ]

<目黒学院・早実>バックスタンで笑顔を見せる清宮
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 第97回全国高校ラグビー大会(12月27日から東大阪市花園ラグビー場)東京都予選は12日、江戸川区陸上競技場で決勝2試合が行われ、第1地区は目黒学院が早稲田実業に38―7(前半19―7)で快勝して4大会ぶり18度目、第2地区は国学院久我山が東京を29―5(前半19―0)と破って2大会ぶり41度目となる全国大会出場を決めた。

 目黒学院はNO8シオネ・ハラシリ(3年)らトンガ出身3選手に加え「中目黒という土地柄、ラグビーに関係なくハーフの生徒が多い。メンバー表を見ると、トップリーグみたいになってしまう」(竹内圭介監督)とリザーブも含めた25人だけでもタイ、ナイジェリア、スイス、米国、英国、セネガル系と国際色豊か。ハラシリの突破を軸にパワフルなアタックで早実の激しいディフェンスを打ち破り、計6トライをマークした。FB高橋達也主将(3年)は「後半に失点がなかったのが良かった。目標は日本一。花園ではしっかり戦って勝っていきたい」と抱負を述べた。

 一方、81年ぶりの全国大会出場を目指した早実は2年連続で都大会決勝敗退。低いディフェンスや果敢なアタックで対抗したものの、激しいコンタクトで前半に2人が負傷交代するなどパワーの差を見せつけられた。なお、プロ野球ドラフト会議で日本ハムから1位指名された野球部の清宮幸太郎(3年)は父・克幸氏(トップリーグ・ヤマハ発動機監督)と会場に姿を見せ、応援席で声援を送った。

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2017年11月12日のニュース