佐々木が初優勝 81キロ級2番手名乗り 12月GSへ弾み

[ 2017年11月12日 05:30 ]

柔道・講道館杯全日本体重別選手権 男子81キロ級決勝   ◯佐々木 45秒 腕ひしぎ十字固め 小原● ( 2017年11月11日    千葉ポートアリーナ )

男子81キロ級決勝 小原拳哉(右)を破り優勝した佐々木健志
Photo By 共同

 柔道の講道館杯全日本体重別選手権は男女7階級が行われ、男子81キロ級では佐々木健志(筑波大3年)が決勝で一本勝ちして初優勝を飾った。日本国内では1強と言える存在だった永瀬貴規(旭化成)が長期離脱する中、大学の後輩が2番手候補に躍り出た。

 男子日本代表の井上康生監督が「ここ数年は層が薄いと見ている」という階級を制した佐々木は「自分の長所を出し、受けが弱いところは克服できた」と汗を拭った。初戦から多彩な技を駆使して勝ち上がり決勝では開始45秒で腕ひしぎ十字固めで一本。

 大学の道場で胸を借りる永瀬が、今夏の世界選手権で右膝じん帯損傷。「こういう形だがチャンスが回ってきた。逃さないように」と出場が確実となった12月のグランドスラム(GS)東京大会を見据えた。

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2017年11月12日のニュース