小平 W杯開幕戦女子500V、昨季から同種目国内外17連勝

[ 2017年11月11日 05:30 ]

レース後、笑顔で手を振る小平
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 平昌五輪の出場枠を争うスピードスケートのW杯第1戦が10日、オランダのヘーレンフェインで開幕し、女子500メートルは小平奈緒(相沢病院)が37秒29の好タイムで制した。W杯通算10勝目で、この種目では昨季から国内外の17レースで無敗。五輪2連覇中の李相花(韓国)が37秒60で2位だった。

 小平の100メートル通過タイムは10秒27でトップ。李相花の持っていたリンク記録も0秒30塗り替えW杯の通算勝利数を10に乗せた。「初戦としては良かった。一番でいることは気持ちのいいこと。自信に変えていければいい」とレース後に語った。

 「どんな滑りができるかワクワクしている」と高揚感を抱いて臨んだ五輪シーズン。今季前半は滑りの向上に集中し、記録や順位にはこだわらないとしつつも「世界の選手が集まり、自分のレベルが分かる」と海外勢の状態も気にしていた。李らライバルも悪いタイムではなかったが、日本のエースは、スピードスケートの聖地とも言えるリンクで、改めて頭一つ抜き出た力を見せつけた。

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