稀勢の里 横綱として初の九州場所「しっかり準備ができた」

[ 2017年11月11日 12:30 ]

土俵祭り安全を祈願する稀勢の里(右から2人目)
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 12日に初日を迎える大相撲九州場所の土俵祭りが福岡国際センターで行われ、三役以上の力士らが参加した。3場所連続休場からの再起を期す横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)は、横綱としては初めての九州場所。土俵祭りを終え「身が引き締まる思い」と話した。ここまで順調な調整を続け「しっかり準備ができた。平常心でを迎えられれば」と手応えを感じている。初日は不戦敗以外では負けたことのない平幕の玉鷲が相手で、2日目は出稽古で胸を合わせている新小結・阿武咲との対戦となる。対戦相手について聞かれると「集中して」とだけ答えた。

 新三役の阿武咲は初めて土俵祭りに参加し「新鮮なことばかり。しっかりやろうという気持ち」と感想を語った。初日は初対戦だった秋場所で破っている日馬富士、2日目は初顔合わせの稀勢の里と横綱との対戦が続く。稀勢の里は憧れの存在で、十両から幕下に転落していた昨年夏場所の前に稽古をつけてもらった。「そのおかげで今の自分がある。恩返しの意味も含めてやりたい。ものすごく楽しみ」と目を輝かせていた。

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2017年11月11日のニュース