カーリング男子　決勝にも進めず…韓国に敗れ、連覇逃す

　カーリングのパシフィック・アジア選手権第７日は８日、オーストラリアのエリナで行われ、男子準決勝は五輪代表のＳＣ軽井沢クが韓国に７―８で競り負け、連覇を逃した。

　ＳＣ軽井沢クのスキップ両角友の表情がゆがんだ。連覇達成どころか決勝にも進めず「（過去の大会は）決勝には残ってきたのに途切れたのは残念」と肩を落とした。有利な後攻の第６エンドにはハウス（円）左端にかかった韓国のではなく、その奥の自分たちのストーンに当ててしまうミス。第７エンドも２失点で「もう少し余裕を持ってスイープを利かせれば良かった」と悔いた。１次リーグ８戦全勝から一転、世界選手権の出場枠獲得という使命だけが残った。負けられない３位決定戦へ、司令塔は「頑張ります」と短い言葉に力を込めた。