カーリング女子世界戦切符 最終エンドで藤沢が“決めた”

[ 2017年11月9日 05:30 ]

中国戦でショットを放つ藤沢。左は吉田夕、右は本橋
Photo By 共同

 カーリングのパシフィック・アジア選手権第7日は8日、オーストラリアのエリナで行われ、女子準決勝で平昌冬季五輪代表のLS北見が中国を6―5で破り、3位以内に与えられる来春の世界選手権の出場枠を獲得した。9日の決勝で韓国と対戦する。世界選手権には、五輪代表が参加しない来年の日本選手権の優勝チームが出場する。

 4―5で迎えた有利な後攻の第9エンド。複数得点で逆転の筋書きは、ハウス(円)に入れるだけだったスキップ藤沢のドローショットがまさかの失敗で1点止まり。最終エンドは不利な先攻と絶体絶命で「やっちまった」と動揺したという。

 だが、最終エンド。藤沢の2投目は進路を阻む複数のストーンをすれすれでかわし、円心に置かれた相手の石を押し出して絶妙な位置に止まった。「凄いギリギリ。最後はチームショット」。難しい一投を強いられた中国のスキップが失敗し、決勝点が転がり込んだ。

 1次リーグで中国と韓国にそれぞれ2敗し、五輪へ不安が膨らみ始めていた。藤沢は「日本は弱いなと思われる試合はしたくなかった。勢いも感じる」と韓国との五輪代表同士の決勝に意気軒高だった。

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2017年11月9日のニュース