ジャンプ高梨沙羅6連覇 海苔なしおにぎりで抜かりなし

[ 2017年11月4日 15:52 ]

 ノルディックスキー・ジャンプの伊藤杯大倉山サマージャンプ大会が4日、大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS134メートル)で行われ、女子は高梨沙羅(クラレ)が135・5メートルの139・4点で優勝し、6連覇を飾った。伊藤有希(土屋ホーム)が135メートルの138・5点で2位に入った。助走路のコンディション不良のため、競技は1回目で打ち切られた。

 雨、風、あられに見舞われ、この日はたびたび競技が中断した。待ち時間が長くなり、集中力が途切れがちな状況でも、高梨は「悪条件で精神面のコントロールが大事な試合になる」と心構えはできていた。伊藤がヒルサイズ超えの大ジャンプを見せた後、負けじと最長不倒まで飛距離を伸ばした。

 1回目で首位に立ち、2回目に向けても「朝ごはんから時間が空くので、補食を取った」と母・千景さんのつくったおにぎりで栄養補給。「今日の具はじゃことこんぶ。美味しかった」と笑顔を見せた。「試合の時は海苔のついたおにぎりだと消化に時間がかかってしまう。海苔つきは試合が終わってから」と意識の高いところも見せ、前日の全日本選手権に続いてライバルとの競り合いを制した。

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2017年11月4日のニュース