桃子、世界ランク1位・柳簫然と同組「一番回りたかった」

[ 2017年11月2日 05:30 ]

プロアマ戦の10番、鮮やかな紅葉を背にショットを放つ上田桃子
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 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で、日本ツアーも兼ねるスポニチ主催「TOTOジャパンクラシック」は、3日に茨城県小美玉市の太平洋クラブ美野里コース(6608ヤード、パー72)で開幕する。1日は第1日の組み合わせが発表され、2週前に今季2勝目を挙げて好調の上田桃子(31=かんぽ生命)は世界ランク1位の柳簫然(ユ・ソヨン)との同組が決定。世界トップとの対決にも、過去2勝を飾った大会で3度目の“主役”を演じる。

 日本ツアーの実力者・上田が世界No・1と激突する。第1日は世界ランキング1位の柳簫然、今年の全米女子プロ選手権でメジャー初Vを飾ったダニエル・カンとのラウンドが決定。「ユさんは一番回りたかった選手!」と“競演”を喜んだ。

 歓迎した理由はパットの技術力だ。練習初日となった火曜日には練習場で柳簫然と互いの近況を話し、「同組になったらいいなと思っていた」と言う。「彼女は調子を落としていると言っていたけど、今一番パットがうまい選手だと思う」と絶賛。「イメージの出し方が上手。フェースローテーションをほとんどせず、軸が取れていて凄く好きなスタイル」と直接対決を心待ちにした。

 もちろん、負けるつもりはない。2週前のマスターズGCレディースで優勝を飾った翌週は試合を入れず本大会に向けての調整に充てた。自身初の出場2戦連続Vが懸かる今週は、07、11年と過去に2勝を挙げた大会。昨年から開催コースが太平洋C美野里Cに移転したが、「イメージは良い」と好感触だ。大会3勝ならアニカ・ソレンスタムの5勝に次いで単独2位にもなり、モチベーションは高い。

 今シーズン前に目標に掲げたのは海外メジャーのANAインスピレーション(来年3月)出場だ。出場権獲得はこの大会で優勝するか、国内賞金ランク2位以内が条件。現在、賞金ランクは6位。「どっちも同じくらい難しいけれど、頑張ります!」。米ツアーに08年から6シーズン参戦し、日米両ツアーで計13勝を挙げた経験豊富な31歳。世界の強豪との戦いにもひるむことはない。

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