シニア泣かせのコースセッティング 米山の逆転賞金王のモチベーションとは

[ 2017年11月1日 17:46 ]

 ゴルフの富士フイルムシニアは2日、千葉・木更津市のザ・カントリークラブ・ジャパンで開幕する。10周年の今年は全長7174ヤード(パー72)と今季シニア最長となった。松井功大会名誉会長は「シニアの飛距離も年々伸びているのでエキサイティングにしたかった」とその意図を説明。

 パー4の3番は469ヤード、11番も453ヤードとレギュラーなみの長さ。8番パー4は420ヤードと数字はそれほどでもないが、それでも68歳の大ベテラン・須貝昇は練習ラウンドで2打目を“直ドラ”でグリーン手前まで運んでいた。

 選手からはタフなコースセッティングに悲鳴に近い声もあがるが、熟練の技でそれをどう克服するかが注目だ。現在、賞金ランク首位のマークセンに約2038万円差の3457万円で2位に付けている米山剛(52)は「全ホ―ル気が抜けない。手前から手前から攻めていきたい」と話した。米山の両親は富士フイルムの神奈川・足柄工場で職場結婚。2人の縁結びの会社の大会とあって「もの凄く思い入れがある。優勝を狙っていきたい」と逆転賞金王へ意気込んでいた。

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2017年11月1日のニュース