元朝青龍おい 九州場所の新弟子検査パス「一番強い力士に」

[ 2017年11月1日 18:54 ]

新弟子検査の体格検査を通過した元横綱朝青龍のおい、スガラグチャー・ビャンバスレン
Photo By 共同

 大相撲九州場所(12日初日・福岡国際センター)の新弟子検査が1日、福岡市内で行われ、元横綱朝青龍のおいで千葉・日体大柏高相撲部のスガラグチャー・ビャンバスレン(18)=モンゴル出身、立浪部屋=ら、受検した10人全員が身長167センチ以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。

 ビャンバスレンは今夏の全国高校総体個人で準優勝。185センチ、107キロでパスし「一番強い力士になりたい」と夢を語った。興行ビザ取得後の来年1月の初場所以降に初土俵を踏む予定。

 元中学横綱の塚原隆明(18)=埼玉県出身、春日野部屋=ら強豪の埼玉栄高相撲部からも3人が受検して通過した。

 元朝青龍のおい、ビャンバスレンは大勢の報道陣に囲まれ「叔父さんは強い横綱だったから、自分もそこまでいかないといけない。だから頑張る」と流ちょうな日本語で抱負を述べた。

 レスリング選手として日本の高校に留学した。だが、両国国技館での本場所で横綱日馬富士が快勝した一番に心酔し、すぐに相撲への転向を決心。細身の体にばねがあり、突き、押しと食い下がる取り口を得意とする。

 父は元朝青龍の長兄で、現役時代に何かと騒動が多かった叔父とは笑顔がよく似ており、アドバイスは二つあったという。「苦しいところで頑張れば強くなれる」に加え「親方の言うことをよく聞きなさい」。

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2017年11月1日のニュース