稀勢の里 横綱昇進後初の巡業皆勤「いい勉強になりました」

[ 2017年10月30日 05:30 ]

福山巡業の花道で、左腕を動かす稀勢の里
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 大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)前の秋巡業が29日、広島県福山市で終了した。稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)は1月の横綱昇進以来、初めて巡業を皆勤。大関時代とは異なる充実感に満ちていた。「(横綱としての巡業は)全然違いますよ。土俵入りも経験して、いろいろといい勉強になりました」

 春場所で劇的な逆転優勝。その代償として負った左上腕部負傷の影響は長引いた。直後の春巡業を休み、本場所も夏、名古屋と2場所連続途中休場。9月の秋場所ではついに初土俵以来、初の全休も経験した。その歯がゆい思いを、この巡業にぶつけた。きょう30日は九州場所の番付発表。十分なウオーミングアップを終え、いよいよ反攻モードに入る。

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2017年10月30日のニュース