美乃里 3回戦進出 残り10秒、最後の波とらえ逆転首位通過

[ 2017年10月28日 05:30 ]

スポニチ後援サーフィン「ホワイトバッファロー・ウィメンズ・プロ」 ( 2017年10月27日    千葉県鴨川市東条海岸マルキポイント )

2回戦2組目を1位通過した川合
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 プロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)への予選シリーズ(QS)で、女子では2番目にランクが高い「QS3000」の今季最終第3戦が開幕した。2回戦8組までが行われ、ともに2回戦から登場した川合美乃里(16)と橋本恋(19)が3回戦へと駒を進めた。

 川合は残り10秒で決めた。最後の波で7・70点をマークし逆転で首位通過。「自分のサーフィンをしたら勝てると思っていた。落ち着いた試合運びができた」と胸を張った。10点満点の6点台を2本そろえ早々と首位に立ったが、終盤で逆転を許し好機を待った。残り時間のコールは聞こえていたが「あと10秒あるわ」と焦らず、ダイナミックな連続技を決め見事逆転した。開催地の鴨川は練習でも訪れる。「沖から岸まで長い距離を波に乗れる。いろんな技ができて自分に合っている」と自信をのぞかせた。

 《橋本2位通過》橋本は波の表面をS字に滑る得意の「カービング」を武器に2位通過を果たした。6本目の7・13点を最高に、6点台も3度マーク。昨年女王のストイルと同組となったが、1メートル48の小柄な体を目いっぱい使い力強いライディングを見せた。QSランキングは42位で27位の川合に次ぐ日本勢2番手。13歳からサーフィン大国のオーストラリアへ留学し技を磨いた実力者は「実力を出せるよう何本も波に乗りたい」と貪欲な姿勢を示した。

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