小鯛 初の首位発進“遼軍団”アニキ分、愛娘にV&シード権だ

[ 2017年10月27日 05:30 ]

男子ゴルフツアー マイナビABCチャンピオンシップ第1日 ( 2017年10月26日    兵庫県加東市 ABCゴルフ倶楽部=7217ヤード、パー72 )

マイナビABC第1日 5アンダーで初の首位タイ発進した小鯛の1番ティーショット
Photo By スポニチ

 ツアー未勝利の小鯛竜也(27=フリー)が7アンダー2ボギーの67をマークし、自身ツアー初となる首位で発進した。学年が2つ下の石川遼(26=CASIO)と同じマネジメント事務所に所属。後れをとってきた“遼軍団”のアニキ分が目覚めの時を迎えた。一方、国内復帰3戦目の石川は1オーバーの63位と出遅れた。

 最高のスタートに小鯛の端正なマスクが緩んだ。賞金ランキング62位の男が同1位の小平智、同2位の宮里優作らと肩を並べて初日トップ。大阪出身で現在は神戸在住のイケメンが、アマ時代から慣れ親しんだ高速グリーンで輝いた。

 「自分の中では凄くいいゴルフ。ここで関西アマに出たときもグリーンは速く、思ったところに転がるので好きでした」

 インスタートで前半は1アンダーで折り返し。後半は1番の下り5メートルをはじめ4、6、7番でもパットがさえてバーディーを奪い、ラッシュをかけた。地力アップの裏には、石川遼が毎年12月に催す約2週間の沖縄ゴルフ合宿がある。小鯛も3年連続で参加。「見て盗む、じゃないですけどね。凄くいい場所を設けてもらっている」と年下のリーダーに感謝した。

 家庭では1男1女のパパ。4歳の長女にツアー初Vの勇姿を見せることと、来季のシード権獲得が大目標。今大会は、両方を同時に達成する好機だ。

 ◆小鯛 竜也(こだい・たつや)1990年(平2)2月1日、大阪府出身の27歳。5歳からゴルフを始め、中3の04年に日本ジュニア2位。17歳の07年にプロ転向。ツアーデビューは11年。16年の下部ツアーで1勝。ツアー最高位は17年ダンロップ・スリクソン福島オープンの6位。1メートル78、66キロ。

続きを表示

2017年10月27日のニュース