前回覇者・松山 67位、屈辱的出遅れ…「良いところはない」

[ 2017年10月27日 05:30 ]

ゴルフ世界選手権シリーズ HSBCチャンピオンズ第1日 ( 2017年10月26日    中国・上海 シャーシャン国際GC(7266ヤード、パー72 )

HSBCチャンピオンズ第1日、14番でバーディーパットを外し、顔をしかめる松山。2オーバーで67位
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 前回覇者の松山英樹(25=LEXUS)は3バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの74で首位と10打差の67位と出遅れた。71で回った片岡大育(29=Kochi黒潮CC)が31位。谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)と今平周吾(25=レオパレスリゾートグアム)は72の48位。全米オープン覇者のブルックス・ケプカ(27=米国)が64をマークし単独首位。78選手が出場し、予選落ちなしで争われる。

 前回王者が屈辱的な出遅れとなった。昨年は4日連続60台を出した得意のコースで74を叩き首位とは10打差がついた。松山は「良いところはない。最初から最後までパットは良くなかったし、ショットもうまく打てなかったので、こういうスコアになっても仕方ない」と表情を曇らせた。

 インから出て16番で2メートルにつけてバーディー先行させたが、18番パー5で左3メートルに2オンしながら80センチのバーディートライを外すなど、パットがことごとくカップに嫌われた。

 3番では左ラフからPWで打った2打目が乱れた。ボールに泥が付いていた影響でグリーン左奥の植え込みへ。アンプレアブルとして5オン2パットのトリプルボギー。ショットの制御に苦しみ「なんで曲がるんやろうなみたいな感じでやっていた」と振り返った。

 9月のプレジデンツ・カップでひいた風邪が長引き、2週前のCIMBクラシックまで完治しなかった。体調を万全に戻すため試合に出場しなかった先週は、休養を優先した。

 練習量をセーブした影響については「それは関係ない」と否定して「根本的な問題が解決できていないのでこういうことになる。スイング自体をしっかりしたものにしないと結果にはつながらない」と反省点を挙げた。

 今大会は予選落ちがない。トップに立ったのは、松山が2位だった全米オープンの覇者ケプカ。ビハインドは大きいが、まだ54ホール残されている。「明日からスコアを伸ばしていかないといけない。少しでも良いきっかけをつかめるようにやっていきたい」と言い残し練習場に向かった。

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2017年10月27日のニュース