サンズが今季3試合目ワトソン監督を電撃解雇

[ 2017年10月23日 10:35 ]

解雇されたサンズのワトソン監督(AP)
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 NBAサンズが22日、開幕から3試合を消化した時点でアール・ワトソン監督(38歳)を解雇した。スポーツ専門局のESPNが報じたもので、アシスタントコーチ(AC)でカナダ代表とNBAラプターズで監督経験があるジェイ・トリアーノ氏(59歳)が暫定的な指揮官となる。

 サンズは開幕から3連敗。初戦のトレイルブレイザーズ戦ではホーム開幕戦史上ワーストとなる48点差で敗れ、21日のクリッパーズ戦でも42点差で大敗。ワトソン監督は昨季途中にジェフ・ホーナセク前監督(54歳=現ニックス監督)のあとを受けてACから監督に昇格したが、かねてからライアン・マクダノーGM(36歳)との折り合いが悪いと伝えられていた。今回の人事にはサンズのロバート・サーバー・オーナー(56歳)も関与したと見られており、若手主体のチームを支えきれないと判断しての解雇となったもようだ。

 クリッパーズに大敗したあと、主力ガードのエリック・ブレッドソー(27歳)は「こんなチームにはいたくない」とツイート。内紛寸前の事態と直面してただけに、トリアーノ監督代行の手腕が注目されるところだ。

 解雇されたワトソン監督はUCLAから2001年のドラフトで2巡目(全体39番目)にスーパーソニックス(現サンダー)に指名されてNBA入り。現役通算では878試合に出場して6・4得点をマークしていた。しかし監督歴は傘下のDリーグ(現Gリーグ)でもなかった。

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