羽生、4回転ルッツ初成功も逆転Vならず 「宿敵」チェンがGP初V

[ 2017年10月21日 21:29 ]

「SEIMEI」の曲に乗り演技する羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのGPシリーズ第1戦、ロシア杯は21日、モスクワで男子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)2位の羽生結弦(22=ANA)はフリーで初挑戦の4回転ルッツに成功するなどフリーでは上回ったものの、首位のネーサン・チェン(18=米国)を逆転できず2位に終わった。SP94・85点、フリーが195・92点で合計290・77だった。

 フリーは最後から2番目に登場。映画「陰陽師」で使用された楽曲「SEIMEI」に合わせ陰陽師の安倍晴明を演じた。5本の4回転ジャンプを予定した自身最高難度のプログラム。冒頭の4回転ルッツできっちり4度回り、腰を沈めながらも踏ん張って降り、加点も1・14点得た。だが、予定では4回転ジャンプ4種類、5回を予定していたが3回に。それでも演技点では高得点をマークし、フリーでは1位だった。

 前日のSPでは2つのジャンプでミスが出て、首位のチェンに5・69点差の2位。チェンはフリーで193・25点だったが、貯金を生かし合計で293・79点でGP初優勝を飾った。3位にはミハイル・コリャダ(22=ロシア)が入った。

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