豪栄道、V逸の悔しさを力に「忘れても何もならない」

[ 2017年10月18日 05:30 ]

ぶつかり稽古で矢後(右)に胸を出す豪栄道
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 大相撲の秋巡業は17日、岐阜県高山市であり、秋場所で賜杯を逃した大関・豪栄道(31=境川部屋)が、屈辱を力に変えて九州場所に臨むことを誓った。「忘れても何もならない。早く気持ちを切り替える必要はない。悔しさをバネにしないとダメ」。秋場所では優勝した日馬富士に最大3差をつけながら、千秋楽の本割と優勝決定戦で連敗し、まさかのV逸。悪夢をリセットするのも一つの手だが、豪栄道は正面から向き合う道を選んだ。

 この日は埼玉栄高の後輩で、昨年のアマ横綱でもある十両・矢後に胸を出し、約10分間のぶつかり稽古。「上半身だけでやっているから。膝を使うように言った」。肩で息をしながら必死に立ち上がるホープの姿に自分を重ね合わせ、前に進む。

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2017年10月18日のニュース