奈紗 同学年の盟友・金谷から刺激 今季3勝目へギア上げる

[ 2017年10月17日 05:30 ]

マスターズGCレディス練習日 練習日をカートを使ってラウンドする畑岡奈紗
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 ツアー屈指の賞金総額1億8000万円を誇る4日間大会のビッグトーナメント、スポニチ共催「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は19日に兵庫・マスターズGCで開幕する。大会初出場となる畑岡奈紗(18=森ビル)は18ホールの練習ラウンドを行った。ホステスプロのイ・ボミ(29=韓国・延田グループ)は、先輩プロの藤井かすみ(49=ヴィクトリアゴルフ)にスイングの指導を受けた。

 横殴りの雨が降り続く中、畑岡は1人で18ホールを回りきった。この大会は初出場。初の練習ラウンドとあって入念にコースをチェック。「グリーン周りのラフが長い感じがした。そこがコース攻略のポイントになると思う」と感想を語った。

 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン、日本女子オープンで2週連続優勝の後、スタンレー・レディースは6位。先週は試合に出場せず故郷の茨城で過ごした。「練習と休みを半分半分だった」。子供の頃から練習している宍戸ヒルズCCで練習をこなしつつ、連戦の疲れを癒やした。好調をキープしているが、気になるところもある。スタンレー・レディースでミドルアイアンでのショットが横にぶれ始めたという。「試合までに修正したい」と話した。

 日本オープンでアマチュアながら池田勇太と優勝争いを演じ、2位に入った金谷拓実(東北福祉大1年)は同学年。昨年愛知県で開催された日本、韓国、台湾の対抗戦ネイバーズトロフィー・チーム選手権では男女のエースとして日本をけん引。昨年オーストラリア・アマチュア選手権にも一緒に出場した。

 前日の最終日をテレビ観戦した畑岡は「1打差で本当に惜しかったですよね。最後(18番)のアプローチも凄かった」と声を弾ませた。同世代の活躍は発奮材料になるはずだ。

 「目標は優勝?」という質問には「そうですね」と笑顔でうなずいた。今季3勝目に向けて徐々にギアを上げていく。

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2017年10月17日のニュース