福原愛 来年復帰濃厚も「ママで五輪」へ待ち受ける険しい道のり

[ 2017年10月14日 10:20 ]

卓球・福原愛が第1子女児出産

福原愛
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 卓球女子で12年ロンドン五輪団体銀メダル、16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの福原愛(28=ANA)が13日、台湾南部の高雄市内の病院で第1子となる長女を出産した。福原はリオ五輪以降競技から離れているが、周囲には出産後に復帰する意向を明かしている。

 20年東京五輪の卓球はシングルス、団体に加えて、混合ダブルスも実施される。選考方法などは未定だが、従来通りなら五輪前年の19年秋の世界ランキングなどで代表は決まる。そこまでにポイントを稼ぐため、来年復帰することが濃厚だ。

 福原は現在、世界ランク外。日本協会が指定するナショナルチームに入っていない福原が復帰した場合、自費でワールドツアーなどの国際大会に参加し、世界ランクのポイントを稼ぐ必要がある。

 現在、日本女子は5位の石川佳純、6位の平野美宇、7位の伊藤美誠が上位にいる。さらに13位の佐藤瞳、14位の橋本帆乃香、15位の早田ひならが控えている。中国スーパーリーグから受け入れを制限されるほど日本勢はレベルアップしており、3枠に入るのは容易ではない。現実的には、五輪出場へ厳しい競争が待つ。

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2017年10月14日のニュース