小平、昨季国内最高に肉薄 500メートル・タイムトライアル

[ 2017年10月13日 05:30 ]

 スピードスケートの有力選手による非公認のタイムトライアルが12日、長野市エムウエーブで行われ、500メートルで女子短距離のエース、小平奈緒(31=相沢病院)が37秒47をマークした。自身が昨季出した37秒39の国内最高記録に迫る好タイムだった。

 トップレベルの選手でないとはいえ、同走した社会人の男子とほぼ並んでゴールする珍しい光景だった。結城コーチは「まだ全然合わせていない」と語るが、20日からのシーズン初戦、全日本距離別選手権での爆発を期待させた。

 この日は湿度が高く、会場の整氷担当者が「例年になくひどい状態」と頭を抱える条件でも難なくスピードを出せる馬力と技術は揺るぎない強さを感じさせる。小平は「見る人がぞくぞくするようなレースをしたい」と五輪シーズンへ着々と準備を整えている。

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2017年10月13日のニュース