松山 今季初戦は23位スタート、不満顔「良いものなかった」

[ 2017年10月13日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー CIMBクラシック第1日 ( 2017年10月12日    マレーシア・クアラルンプール TPCクアラルンプール=7005ヤード、パー72 )

CIMBクラシック第1日 18番でティーショットを放つ松山。2アンダーで23位
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 今季初戦の松山英樹(25=LEXUS)は4バーディー、2ボギーの70で回り、大会3連覇を狙うジャスティン・トーマス(24=米国)らと並んで23位となった。64をマークしたキャメロン・スミス(24=オーストラリア)が首位に立った。今大会は78人が出場し、予選落ちなしで争われる。

 バーディーが欲しい最終18番でミスが重なった。634ヤードと長いパー5。グリーンエッジまで280ヤードのフェアウエーから1Wで放った第2打はグリーンに届かず、残り70ヤードからの第3打をダフってボギーとした。

 今季最初のラウンドを70で終えた松山は「良いものはなかった。相当なマイナススタートですね」と吐き捨てるように言った。

 2番は5メートルに付けてバーディー先行。パー5の3番はグリーン右のラフからロブショットで10センチに付けて連続バーディー。10番パー5でも確実に伸ばし、後半の16番も2メートルに付けて4つ目のバーディー。しかし13番でカラーから3打を要すなど取りこぼしもあった。

 15年は26アンダー、昨年は23アンダーでJ・トーマスが連覇しており「優勝は20アンダーくらいか、それ以上だと思うので、2アンダーはかなり悪い数字」と不満顔だった。

 一方で好材料もある。2週前のプレジデンツ・カップの期間中にひいた風邪は快方に向かっている。クアラルンプールは気温30度以上の酷暑が続き、影響が心配されたが「(体調は)いいと思う」と回復を強調した。

 今週、バッグを担ぐのは専属の進藤大典キャディーではなく東北福祉大の後輩のプロゴルファー早藤将太。また体調不良の飯田輝光トレーナーに代わり、以前専属トレーナーを務めていた金田相範氏が体のケアを担当。2人とも松山を支えた経験はあり支障はない。

 15年は5位、昨年は2位に入った相性の良い大会。「ビッグスコアが出せれば20アンダーは出せるとは思う。自分の状態からしたら、かなり難しいけど、切り替えてやっていく」。松山は諦めずに追いかけていく。

 【過去2大会VTR】

 ▼15年=首位に3打差の4位で最終日に臨んだ松山は5番までに3バーディーを奪い一時は首位に並んだが、その後は足踏みして後退。合計5バーディー、ボギーなしの67で回り通算22アンダーで4打差の5位終戦。66で回ったJ・トーマスが通算26アンダーでツアー初優勝した。

 ▼16年=首位と5打差の4位で最終日に臨んだ松山は6バーディー(ボギーなし)を奪って66で回り通算20アンダーでホールアウト。64をマークして連覇を果たしたJ・トーマスに3打差をつけられ2位に終わったが、翌週のHSBCチャンピオンズで米ツアー3勝目を挙げる。

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2017年10月13日のニュース