田知本遥が引退会見、リオ五輪金 柔道は「生きがいでした」

[ 2017年10月11日 05:30 ]

現役引退の記者会見で目を潤ませる田知本遥
Photo By 共同

 柔道のリオ五輪女子70キロ級金メダリストで、今月4日に現役引退を発表した田知本遥(27=ALSOK)が、都内の同社で引退会見に臨んだ。リオ後は進退を熟考してきたが、今年6月の全日本実業団体対抗大会(富山)で実戦復帰した際に「次への気持ちが全く湧いてこなかったことを実感して、そういうこと(引退)なのかと思った」と引退決断への経緯を説明。20年間、取り組んできた柔道を「生きがいでした」と語った。

 現在は筑波大大学院に通っており、来年3月の修了までは勉学に専念する考え。将来的には柔道指導者にも興味を持っており、「単に勝利を求めるだけでなく、広い視野で競技に打ち込むことを教えられる指導者になりたい」と展望を語った。

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2017年10月11日のニュース