宇野 ジャパンオープン公式練習でジャンプ決まらず「全然だめ。全部だめ」

[ 2017年10月6日 15:57 ]

ジャパンオープン公式練習を行う宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート男子の宇野昌磨(19=トヨタ自動車)が6日、3地域対抗戦「ジャパンオープン」(7日、さいたまスーパーアリーナ)の公式練習に参加した。

 今季からフリーで5度の4回転ジャンプに挑む宇野はフリーの曲をかけて練習を行ったが、4回転ループ、サルコーなどジャンプが決まらず「全然だめ。全部だめ。このまま試合を迎えたらよくない気がする」と固い表情。この日を迎えるまでコンディションは「別に普通」だったといい「どうしてこうなったかわからない」と話した。

 今季初戦となった9月のロンバルディア杯(イタリア)では自己ベストを更新し2連覇を達成。同大会から変化はあるかと問われると「特に皆さんが見てわかることは変わっていない。スケート靴を替えたくらい。本当にただ個人的なことだけ」と明かした。

 調子は思わしくないものの、コーチとは「飛べないね〜と楽観的な会話」があったとし「本番までに頑張らなきゃ。そんなに重くは考えていない」と前向き。「こういうコンディションだからこそ貴重な経験ができる、いい機会。無駄にしないようできることをやりきる。全力で守らず、本当にやれるだけのこと全部やって失敗した分には次に生かせる」と意気込んだ。

 数少ない日本での試合で、チーム対抗形式。「自分のために自分のやりたいことを。それがチームへの一番の貢献。チーム戦ということを考えて身勝手なことはしないようにしたい」と健闘を誓った。

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2017年10月6日のニュース