松山、宿敵に雪辱!今季V争いで負け続けたJ・トーマスに圧勝

[ 2017年10月3日 05:30 ]

プレジデンツ・カップ最終日   7328ヤード、パー71 ( 2017年10月1日    米ニュージャージー州ジャージーシティー リバティ・ナショナルGC )

11番でバーディーパットを決め、声援に応える松山
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 シングルス12試合が行われ、松山英樹(25=LEXUS)は年間王者ジャスティン・トーマス(24)を3アンド1で破り、今大会初勝利(1分け2敗)。今季何度も優勝争いで苦杯を喫したライバルにリベンジした。シングルスは世界選抜が6勝3分け3敗と追い上げたが、通算得点で米国選抜が19―11と圧勝し、7大会連続優勝を飾った。通算成績は米国選抜の10勝1分け1敗となった。

 シーズン最後のラウンドで宿敵を撃破した。17ホールでコンシードを含め1イーグル、7バーディー(1ボギー)を奪い年間王者に快勝した松山は「今できるベストなゴルフができたと思う。できることの限界を出した」と充実感を漂わせた。

 オールスクエアで迎えた4番パー5。フェアウエーから3Wで2オン。3メートルのパットを沈めてイーグルで1アップとした。追いつかれた直後の6番では1打目を大きく右に曲げたものの、カート道よりも右のラフから1・5メートルに付けるスーパーショットで再びリード。10番パー3で5メートルのスライスラインを読み切り2アップ。最後まで主導権を譲らず1ホールを残して決着。「状態は良くないけど、ちょっとはまれば良いスコアで回れるということが分かった」と満足げに振り返った。

 「みんなそう(ライバルと)言うけど、僕は気にしていない」と言うが、今季J・トーマスには苦杯を喫してきた。CIMBクラシック、SBSチャンピオンズでは後塵(こうじん)を拝し2位。全米プロ選手権では同組で優勝争いの末、5位に敗れてメジャータイトルをさらわれた。「調子が悪くても5アンダー、6アンダーくらいで回ってきている。やっぱり強い」と敬意を表すが、嫌なイメージを払しょくする上で価値ある勝利だ。

 米ツアーは5日開幕のセーフウェー・オープン(カリフォルニア州)から新シーズンが始まる。松山は12日開幕のCIMBクラシック(マレーシア)から参戦する。飛躍の一年を「終わってみればあっという間だった」と振り返った25歳。「体調が良くないので整えたい。少し休みます」とつかの間のオフに突入する。

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