杉田 楽天ジャパン・オープン初勝利 ペアが体調不良で途中棄権

[ 2017年10月3日 16:40 ]

 男子テニスの楽天ジャパン・オープンは3日、東京・有明テニスの森公園でシングルス1回戦が行われ、世界ランキング40位の杉田祐一(29=三菱電機)が大会初勝利を挙げた。

 世界37位のブノア・ペア(28=フランス)と対戦した杉田は第1セットを6―4で先取。勢いに乗って第2セットも第1ゲームでブレークポイントをつかむと、ペアが体調不良のために棄権を申し出た。「最初からペア選手の体調が悪そうなのは分かっていた。僕自身は全力でいかないといけないと思っていた」と気を緩めることなく白星をつかみ取った。

 自己最高位で迎えた日本開催のツアー。「声援が自分のレベルを上げてくれると思っている」と地の利を生かして上位進出を狙う。次戦は左手首の手術から復帰戦となる世界12位のミロシュ・ラオニッチ(26=カナダ)との対戦。「大事な一戦になる。東京で素晴らしい選手と対戦できるのは楽しみ」と意気込んだ。

 一方のラオニッチはこの日の1回戦でトロイツキ(セルビア)を6―3、6―4のストレートで撃破。「現状ではいい試合ができた」と左手首に不安はない様子だった。杉田とは過去2戦2勝で、「(杉田は)動きが素早く、ベースラインからリズムのあるプレーをする。うまくバランスを崩していきたい」と語った。

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2017年10月3日のニュース