奈紗VS田仁智“メジャー覇者対決”大会連覇&2週連続Vへ

[ 2017年9月27日 05:30 ]

プロアマ戦に出場しホールアウトする畑岡
Photo By スポニチ

 女子ゴルフの最高峰トーナメント・日本女子オープンは28日、千葉・我孫子GC(6706ヤード、パー72)で開幕する。大会連覇と2週連続優勝を狙う畑岡奈紗(18=森ビル)は、15年全米女子オープン、16年エビアン選手権覇者の田仁智(チョン・インジ、23=韓国)と比嘉真美子(23=フリー)と予選ラウンドを同組で回ることが決まった。優勝に向けて「通算15アンダー」を目標に掲げていた。

 ハイレベルな争いは望むところだ。この日は予選2日間のペアリングが決定。海外メジャー2冠で15年日本女子オープンも制した田仁智と同組で回ることになった畑岡は「予想はしていました」と笑顔で話した。

 2人は米ツアーで一緒に練習ラウンドを行うなど普段から仲が良い。「凄く気に掛けてもらっています。米国に家がないのを知って、よかったら(自分の家を)使ってと言ってもらいました。実際には使っていないですけどうれしいですよね」。予選で日米メジャー覇者対決を制すことができれば、決勝ラウンドに勢いがつくのは間違いない。

 例年、フェアウエーを狭くし、ラフを長くする高難度の設定が特徴だが、今年は「意外と短いですね。ティーショットサイドのラフも所々は長いけど順目なので」と話す。それだけに目標スコアも「15アンダーくらいはいきたい」とハイレベルに設定。田仁智のほか、7月の全米女子オープンで2位に入ったチェ・ヘジンら海外の実力者も参戦する中、連覇へのハードルが高くなるのは必至だ。

 そのための対策も練っている。「同じ形なんですけど強い球が出るものに替えました」と1Wをリニューアル。メーカー関係者は「右に抜けやすいショットもあったので、ロフトをつけてつかまりやすいタイプのものにしました」と説明した。

 「ショットも引き続きいい感じでできています。先週勝てたのは大きいです」。17歳のアマチュアだった昨年は大会最年少優勝記録を塗り替えた。76、77年大会の樋口久子以来となる史上2人目の大会連覇へ「可能性はなくはないかなと思います」。畑岡が再び“記録”に挑む。

続きを表示

この記事のフォト

2017年9月27日のニュース