松山、年間自己最高8位 ツアー最終戦は30人中26位で終戦

[ 2017年9月26日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー ツアー選手権最終日 ( 2017年9月24日    米ジョージア州アトランタ イーストレークGC=7362ヤード、パー70 )

14番、グリーン左手前から第2打を放つ松山英樹
Photo By スポニチ

 松山英樹(25=LEXUS)は5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの70で回り通算6オーバー、286で26位に終わった。シーズン総合順位は自己最高の8位。獲得賞金は838万570ドル(約9億3900万円)で4位。ザンダー・ショーフリ(23=米国)が通算12アンダーで今季2勝目を挙げた。ジャスティン・トーマス(24=米国)が2位に入って初の年間総合優勝を飾り、ボーナスの1000万ドル(約11億2000万円)を獲得した。

 シーズン最後のラウンドを終えた松山は「後半だけ良かった。何もなかった」と不満顔で振り返った。

 7番でバンカーから寄せ切れずボギー先行。9番パー3は1打目を左ラフに外しアプローチがグリーンに届かず3打目もピンを3メートルオーバーしてダブルボギー。10番は1打目を右の林に打ち込み通算10オーバーに後退した。50センチに付けた11番から3連続バーディー。16番、18番でも伸ばしパープレーにまとめたが、30人中26位では悔しさだけが残った。

 前日の途中から封印した1Wはヘッドを取り換えて使用したが、フェアウエーキープ率は50%。パーオン率は72・22%とまずまず。「ドライバーはいいスイングではない。アイアンはいいスイングができた」と分析した。

 米ツアー本格参戦4季目はツアー外競技を含めると合計4勝を挙げた。レギュラーシーズンのポイントは1位。メジャーで優勝争いに加わり世界ランキングは一時2位まで上昇。「去年の最後の方や全米プロ前くらいのプレーをしたい。そのレベルになれたら常に優勝争いができるし、メジャーでも勝てると思う」と成長を実感する1年だった。

 しかし年間王者を目指したプレーオフでは不調に陥った。「いい時と悪い時の波が大きい。それを少なくしていくのが来年の課題」と反省点を挙げた。

 次戦は世界選抜対米国選抜の対抗戦プレジデンツ・カップ(28日開幕、ニュージャージー州)。3度目の舞台に世界選抜のエースとして臨む。「プレッシャーは半端ないけど、そこをどう対処していけるか。全力で頑張りたい」と切り替えた。

 ▽ポイントランキング 米ツアーは各大会の成績に応じて配分されるポイントのランキングによりシーズン総合順位を決める。レギュラーシーズン終了時点で同125位以内に入ると、その後に4試合開催されるプレーオフに進出。試合ごとに出場選手が絞られ、最終戦のツアー選手権終了後のランキング1位が年間王者となり、ボーナス1000万ドル(約11億円)を手にできる。松山の昨年の同ランキングは13位だった。ちなみに世界ランキングは過去2年間のトーナメント平均獲得ポイントで順位付けされ、毎週月曜日に更新されている。

続きを表示

2017年9月26日のニュース